岩手県沿岸の最南端に永い伝統を誇る8軒の造り酒屋があり、この8軒が1つにまとまり昭和19年に｢気仙酒造｣を設立しました。これが後の『酔仙酒造』のはじまりです。 　社名の由来は、地元出身の画家である佐藤華岳斎が、この地酒をこよなく愛し「酔うて仙境に入るが如し」と讃えたことにあります。その名の通り、「地元の風土に合った美しい酒」、「芳醇にして呑み飽きしない酒」を目指し、陸前高田市の本社工場では操業開始以来、改良と試行錯誤を重ねて自分たちの酒造りを確立してきました。 　東日本大震災では、壊滅的な被害を受けましたが、「必ず復興する！」という熱い思いと沢山の支援により事業を再開させ、震災翌年には、大船渡新工場に蔵を移転し仕込みを開始することができました。 　私たちは、今後も『永く愛される酒蔵である為に挑戦し続ける』という使命の下、創業から築き上げ受けついできた「美酒伝承」の精神と歴史を繋ぎ、守り続けていきます。